第4回価値デザインコンテスト~勝ちデザグランプリ2020~【審査員企業・団体紹介2:BoCo株式会社 代表取締役社長 謝 端明様】

価値デザイン社会の実現を目指したビジネスプランコンテスト

第4回価値デザインコンテスト~勝ちデザグランプリ2020~

本記事は価値デザイン委員会 委員 今峰 一也(JCI羽島)が担当いたしました。

 

勝ちデザグランプリ2020最終審査会の動画が公開されました!!

URL:https://youtu.be/Io1OTdNVPIA

仕事の合間にも見られる短い動画にまとめてあります。

 

「聴こえる」を可能にする魔法のイヤホン

「骨伝導」と言う言葉を聞いたことがありますか。この技術は骨に振動を与え、脳に音を届けるシステムです。今までのイヤホンは耳をふさいで音が鼓膜を伝わって音を届ける方法でしたが、「骨伝導」を利用することで耳や鼓膜を介さずに伝えることができます。

この画期的な完全ワイヤレスイヤホンを開発したのがBoCo株式会社 代表取締役社長 端明様です。

クラウドファンディング「GREEN FUNDING」において、1.64億円もの支援金を集め、今大注目の完全ワイヤレス骨伝導イヤホン。今では各メディアで取り上げられる商品になっています。

2020年7月30日には一般販売が開始され、全国のヨドバシカメラ・ビックカメラ等大手家電量販店でも購入することが可能になりました。

骨伝導技術で社会問題を解決したい

デジタル社会における(空気伝導式)イヤホンの過度的な使用による「イヤホン難聴」「スマホ難聴」が新たな社会問題となっており、WHOからも幾度にわたり警告を発しています。このままでは若年性難聴が増加してしまいます。

謝社長は「骨伝導イヤホンの普及により、究極のながら聴きができるだけでなく、「難聴リスク」からの回避に貢献したい。一方で、難聴者の方にはより手頃により聞こえやすい聴覚補助タイプの骨伝導イヤホンを世の中に普及し、日本の聴覚補助機器の保有率を現在の15%から30%以上に高めていくことを目指しながら、難聴者のクオリティー・オブ・ライフの向上に貢献したい」と骨伝導で社会問題を解決したいと思っています。

クラウドファンディングを有効活用し更なる商品開発

「クラウドファンディングは究極なマーケットリサーチ手法として活用しながら、より良い商品開発に繋げていきます。また、ブランディングにも役に立つので、今後業務用領域への骨伝導技術の活用にも生かして行きたいと考えています。」

謝社長の願いは確実に社会を変えていくでしょう。

<BoCo株式会社とは・・・>

BoCothe cuttingedge technology in bone conduction

Bone Conductionからの造語でBoCoが生まれた。

どの国の人でも同じ発音になることで、最初から世界に通用する企業を目指している。

BoCoの経営理念

Your Happiness is Our Business

BoCoのビジョンは

すべての「人」と「音」の関係をもっと良い関係 に導くこと

BoCoの目指す目標

今日まで「人」と「音」の関係は極めて限定的な関係で成り立っていた。

環境音を除き、音を聞く場面では、空気伝導式のイヤホン・ヘッドホンを使って耳を塞ぎ「音」を聞くか、スピーカーを使って「音」を聞く方法しかなかった。

私たちは耳を塞ぐことなく骨を通じて「音」を届けるearsopen®(EO)というコンセプトに基づき、骨伝導デバイスを開発・生産・販売することによって、世の中に新しいリスニング・スタイルを提案し、「人」と「音」をより良い関係に導くことを目指している。

また、骨伝導デバイスの開発力・量産技術力・制御技術力の三大技術を保有することにより、骨伝導ソリューションメーカーとして、世界の骨伝導業界をリードしている。

さらに、聴覚補助用のearsopen®(EO)を提供することによって多くの難聴者の方々がより身近にステレオで音楽を楽しめるように、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)向上のお役に立てるよう頑張っていきたいと思う。

もちろん、弊社の最先端骨伝導技術は音楽用・会話用としてB2Cの領域だけでなく、B2Bにおいても、いわゆる「業務用」の領域での応用やIoTセンサーとしての応用もかなりの力を発揮できると考えている。

数年内に世界に通用する日本発モノづくりのユニコーン企業になることを目指して、日々精進している。

https://boco.co.jp

謝 端明(しゃ はたあき)

コニカ株式会社(現コニカミノルタ)の生産技術研究センターを経て、アクセンチュア等の経営コンサルティング会社で製造企業におけるSCMや生産改革・経営改革に従事。量産化・製品化といった技術の産業化に精通。早稲田大学大学院経営システム工学科修了。

 

http://hlclient4.xsrv.jp/kachideza/…/kachidezagrandprix2020/

>>勝ちデザグランプリに対するお問い合わせは

価値デザイン委員会 副委員長 新谷 剛士

kachideza2020@gmail.com